「言語訓練の種類について」



言語訓練は、言語障害が起こっている原因によって大きく異なります。言語訓練が必要となる言語障害の種類から、言語訓練について説明しています。


言語障害とは、なんらかのトラブルによって人と言葉を介したコミュニケーションを取ることが困難であったり、言葉の理解に問題があるために読み書きが不自由な状態となることを指します。
言語障害がある人にとって、言語能力の発達を促したり、或いは回復させたりするための言語訓練はとても大切なプロセスとなります。

しかし、一言で言語障害といっても種類は様々なものがあり、その人の言語障害に合った言語訓練をしない限り、その効果は望めません。
そのため、まずはその人の言語障害がどういった種類のものなのかを検査によって正確に把握し、正しい方法で言語訓練を行う必要があります。

言語障害が現われてくるケースとしては、主に次のようなものがあると考えられます。

(1)脳卒中や事故などの後遺症として後天的に失語症となったもの
(2)舌や唇、あごなど発声に関わる部位に運動障害があり、うまく発声できない「構音の障害」
(3)ダウン症などから知的障害があり、幼児の言葉の発育が遅れているケース
(4)脳性マヒなどによって運動機能障害があり、発音や発声などに問題を抱えるケース
(5)出産時や妊娠時のトラブルによって脳に障害が起こり、言語障害が引き起こされた「小児失語」
(6)自閉症の子供が言葉の理解や他人とのコミュニケーションに困難となるケース
(7)聴覚障害があるために言語にも障害が現われるもの
(8)心因性の言語障害

言語訓練のリハビリの方法は多種多様ですが、リハビリの目指すところは、「その人が現在持つ能力をうまく活かしてコミュニケーションが取れるようにすること」ということになります。
そこに周囲の理解や協力が必要不可欠であることは言うまでもありません。